赤外線ヒーターには色々な種類がある
赤外線ヒーターにはいくつも種類がありますが、その中に石英管ヒーターと呼ばれるものがあります。
石英管ヒーターは発熱体に合金線を使っていて、それを花巻にして透明の石英に入れたものです。
比較的温度の立ち上がりが遅く放射パワーも弱めなのが特徴で、300度から400度程度の過熱に向いているとされます。
また波長が遠赤外線領域であるため布や塗料、プラスチックなどといった低い温度に適した素材に向いているという特徴があるのです。
放射率も効率が良く3マイクロメートルで有れば、放射率ゼロを達成できるという点も見過ごせない特徴になります。
石英ガラス自体は無色透明なので、電熱線から出てくる放射をすべて素通りして効率よく熱することが可能なのです。
一方で強力なヒーターも存在していて、その代表格がハロゲンヒーターです。
即暖性が高く主に暖房器具で用いられている者で、ハロゲンランプから発生する放射熱によって温めます。
ただ空気自体を温めるわけでは無いので部屋残体を温めるというよりは、その光にあたっている人を温めるという特徴があることは覚えておくと良いでしょう。
中には扇風機機能と連動したタイプもあるので部屋が広い場合は、それらの機能が内蔵されたものを選ぶことをお勧めします。
最近ではエアコンの機能が高まっていることや、灯油などを用いたファンヒーターのほうが空間を効率よく温められるという理由から利用自体は減少傾向にあるようです。